太陽光・蓄電池システムの設備認定って何?
こんにちは。
ライフサービスの太陽光ブログへようこそ。
「設備認定」や「事業計画認定」…漢字がズラリと並んだ書類をご覧になった経験はありませんか?
太陽光発電や蓄電池を導入しようとすると、どうしても避けて通れないのがこの手続きです。
「ただ電気を使いたいだけなのに、なんでこんなに面倒なの!」と叫びたくなる気持ち、痛いほど分かります。
でも実は、この認定制度こそが、あなたが発電した電気を高く買い取ってもらうための「プラチナチケット」であり、
システムが安全に動くことを国に約束するものなんです。
そしてこの申請をするためには、どんなパワーコンディショナーや蓄電池を選ぶのか、事前にしっかり決めておく必要があります。
この記事では、難解な「設備認定」の正体を解説しつつ、申請時に迷わないための「全負荷・特定負荷」や「蓄電容量」の
選び方について、どこよりも分かりやすくご紹介します。
これから太陽光・蓄電池デビューをする方はもちろん、FIT(固定価格買取制度)期間中に蓄電池を後付けしたいと考えている方にも、
ぜひ読んでいただきたい内容です!
謎の言葉「設備認定」…その正体は売電へのパスポート!
まず最初に、この聞き慣れない「設備認定」についてクリアにしておきましょう。
簡単に言うと、これは国(経済産業省)に対して、「うちはこういう太陽光発電設備を使って、安全に発電事業を行いますよ」と宣言し、
お墨付きをもらう手続きのことです。
売電するには避けて通れない道
日本では、再生可能エネルギーを電力会社が一定期間、決まった価格で買い取る「FIT制度(固定価格買取制度)」があります
この制度を利用して、発電した電気を売って収入を得たいなら、必ずこの認定を受けなければなりません。
※現在は制度が変わり、「事業計画認定」という名称になっていますが、現場ではまだ「設備認定」と呼ばれることも多いですね。
この手続きでは、設置する場所はもちろん、使用する太陽光パネルやパワーコンディショナーの型式などを細かく登録します。
つまり、「とりあえず申請しておいて、機器は後で決めよう」なんていう適当なことはできないのです!
認定申請の前に!知っておくべき「機器選び」の極意
認定を受けるためには、システムの仕様が決まっている必要があります。
そこで重要になるのが、あなたの生活を守る蓄電池のスペック選びです。
「どれも一緒でしょ?」なんて思っていたら大間違い。
ここでの選択が、停電時の快適さや導入コストを大きく左右します。
停電時の運命を分ける「全負荷」と「特定負荷」
蓄電池選びで最初にして最大の分岐点が、「全負荷(ぜんふか)型」にするか「特定負荷(とくていふか)型」にするか、です
仕組みはシンプルです。
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特定負荷型: 停電したとき、あらかじめ決めておいた特定の部屋(例えばリビングだけ)や、特定の家電(冷蔵庫とスマホ充電だけ)に
のみ電気を送るタイプです。「最低限の生活ができればOK」という割り切った方に向いていて、導入費用も比較的抑えられます 。 -
全負荷型: その名の通り、停電時でも家中のすべてのコンセントが使えるタイプです
。
照明もエアコンもIHクッキングヒーターも、普段通りに使いたい!という「我慢したくない派」や、二世帯住宅などで部屋数が多い
ご家庭に人気です。ただし、その分お値段は少々高くなる傾向があります。
災害時、暗闇の中で「どのコンセントなら使えるんだったかな?」と迷いたくないなら全負荷型、コスト重視で「冷蔵庫さえ動けばいい」
のであれば特定負荷型。あなたの災害対策プランに合わせて選びましょう。
大は小を兼ねる?「蓄電容量」の落とし穴
次に悩むのが「蓄電容量」(kWh)です。これは蓄電池というバケツの大きさのこと
容量が大きければ大きいほど、たくさんの電気を貯められますが、その分、本体価格もドーンと上がります 。
「じゃあ、どれくらいあればいいの?」と思いますよね。目安を見てみましょう。
例えば、停電時に冷蔵庫(50~100W)、テレビ(100~180W)、照明(50~100W)などを使いながら、スマホの充電もしたいとします
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6.5kWh程度の小型~中型:必要最低限の家電を動かして約18時間ほど持ちます
。 -
9.8kWh~16.4kWhの大型:丸一日以上、あるいは45時間近く持たせることも可能です
。
ただし、これはあくまで目安。 普段の電気使用量が多いご家庭や、太陽光発電のパネルをたくさん載せているご家庭なら、
余った電気(余剰電力)をしっかり貯めきるために大きめの容量が必要です
逆に、パネルが少ないのに巨大な蓄電池を買っても、貯める電気がなくて宝の持ち腐れ…なんてことになりかねません
ご自宅の「発電量」と「使用量」のバランスを見極めるのが、賢い蓄電容量選びのコツです。
後付け検討中の方も注意!パワコンと認定の関係
すでに太陽光発電を設置済みで、「これから蓄電池を後付けしたい」という方もいるでしょう
この場合も、設備認定(事業計画認定)の内容変更が必要になることがあります。
変更申請が必要なケースとは?
蓄電池を後付けする場合、主に2つのパターンがあります。
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単機能型蓄電池: 今の太陽光用パワーコンディショナーはそのままで、蓄電池用のパワコンを別に追加する方法です
。
これなら既存の太陽光システムには触らないので、保証が切れる心配も少なく、比較的導入がスムーズです。 -
ハイブリッド型蓄電池: 古くなった太陽光用パワコンを取り外し、太陽光と蓄電池の両方を1台で制御できる
「ハイブリッド型パワコン」に交換する方法です。変換効率が良く、場所もスッキリしますが 、パワコンという主要設備が
変わるため、国への「変更認定申請」が必要になることが一般的です。
「面倒な手続きはイヤ!」という方は単機能型が気楽ですが、そろそろパワコンの交換時期(設置から10年〜15年)なら、
思い切ってハイブリッド型にしてシステムを刷新するのも賢い選択です
まとめ
今回は、「設備認定」と、それに直結する機器選びについて解説しました。
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設備認定(事業計画認定):売電するための必須パスポート。機器の型式登録が必要。
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全負荷 vs 特定負荷:停電時に「家丸ごと」か「特定の部屋だけ」か
。 -
蓄電容量:ライフスタイルと予算に合わせて最適なサイズを
。大きすぎても小さすぎてもNG。 -
パワコンの種類:後付けなら「単機能」か「ハイブリッド」かによって、手続きやメリットが変わる
。
手続きはプロの販売店にお任せするとしても、「どんな暮らしがしたいか」を決めるのはあなた自身です。
「全負荷にしておけばよかった…」と停電の夜に後悔しないよう、しっかりと自分に合ったシステムを選んで認定を受けてくださいね。
ここまでお読みくださいありがとうございました!次回もお楽しみに!
