真夏が一番?太陽光パネルの発電量・効率は季節や時間でどう変わる?
こんにちは。
ライフサービスの太陽光ブログへようこそ。
「太陽光パネルって、太陽がサンサンと照り付ける真夏が一番たくさん発電するんでしょ?」
多くの方がそう思っていらっしゃるのではないでしょうか。
カンカン照りの真夏日を見ていると、そう思うのも無理はありません。
しかし、実はその考え、ちょっと待った!なんです。
この記事では、そんな太陽光パネルの発電にまつわる「ウソ?ホント?」を、分かりやすく解説していきます。
太陽光パネルが一番パワフルに発電する季節や時間、そしてその意外な理由まで、深掘りしていきます。
この記事を読み終える頃には、あなたは「太陽光パネル博士」に一歩近づいているはず。
太陽光パネルの発電量が最大になる季節や時間を理解し、より効率的に電気を生み出すためのヒントが満載です。
太陽光発電システムの導入を検討している方、すでに設置しているけどもっと賢く使いたい!という方は
ぜひ最後までお付き合いください!
太陽光パネルの発電量は季節で大違い!真夏がピークじゃない驚きの理由
結論から言ってしまうと、太陽光パネルの発電量が年間で最も多くなる季節は、「春(4月~5月)」なんです!
「え、夏じゃないの!?」と驚かれた方も多いでしょう。日照時間が一番長いのは夏なのに、なぜ春がピーク
なのでしょうか?それには、太陽光パネルのデリケートな特性が関係しています。
理由①:太陽光パネルは意外と「夏バテ」する?発電と気温の関係
実は、太陽光パネルは高温が苦手。人間が暑すぎるとバテてしまうように、パネルも温度が上がりすぎると
発電効率が落ちてしまうのです。
一般的に、太陽光パネルの性能が最も高まるのは表面温度が25℃前後のとき。そこから温度が1℃上がるごとに
発電効率は約0.5%ずつ低下すると言われています。真夏の直射日光を浴びた屋根の上のパネルは、表面温度が
70~80℃に達することも!これでは、せっかくの日差しが強くても、パネルが「暑くてやってられません…」と
夏バテ状態になり、発電量が伸び悩んでしまうのです。
その点、春は日照時間が十分に長く、気温も高すぎないため太陽光パネルがご機嫌に働ける最高のコンディションが
揃っている季節というわけですね。
理由②:日照時間だけじゃない!季節ごとの太陽光発電の特徴
気温以外にも、各季節にはそれぞれの発電量を左右する特徴があります。
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春(3~5月): 気温、日照時間ともにベストバランス!まさに太陽光発電のゴールデンシーズンです。
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夏(6~8月): 日照時間は最長ですが、高温による効率低下や、梅雨・台風による天候不順で意外と発電量が
安定しない季節です。 -
秋(9~11月): 気温は過ごしやすくなりますが、徐々に日照時間が短くなっていきます。
秋雨や台風の影響も受けやすい時期です。 -
冬(12~2月): 一年で最も日照時間が短いため、発電量も少なくなります。ただ、気温が低いので、晴れた日には
意外と効率よく発電してくれます。ただし、雪が多い地域ではパネルに雪が積もると発電できなくなる
ので注意が必要です。
1日のうち太陽光パネルが最も発電する時間はいつ?
季節だけでなく、1日の中でも太陽光パネルの発電量は大きく変動します。まるで働き者のように、太陽の出勤(日の出)と
ともに仕事を始め、お昼休憩なしで働き、退勤(日の入り)とともにピタッと仕事をやめます。
太陽光パネルの発電ゴールデンタイムは「お昼」!
そんな太陽光パネルの一日で最も張り切って発電する時間帯、それが正午を挟んだ午前11時~午後2時頃です。
この時間は、太陽が空の最も高い位置からのぼり、太陽光パネルに対してほぼ真上から光が当たるため、発電量も最大に
なります。朝方から徐々に発電量を増やしていき、このピーク時間で一気に稼ぎ、夕方にかけてなだらかに終了していく。
これが太陽光パネルの1日の仕事の流れです。
発電効率を最大化!季節や時間以外の太陽光パネルの豆知識
季節や時間以外にも、太陽光パネルの発電効率を上げるポイントがいくつかあります。
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設置方角と角度: 真南向きに、30度前後の角度で設置するのが最も効率的と言われています。
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こまめなメンテナンス: パネルの表面にホコリや鳥のフンなどが付いていると、それが影になって発電量の低下に
つながります。定期的なチェックや洗浄が大切です。
そして、最も重要なのが発電した電気をどう使うかです。春のお昼のゴールデンタイムにたくさん発電しても
ご家庭で電気をあまり使わない時間帯だと、せっかくの電気が余ってしまいます。
そんな時に大活躍するのが「蓄電池」です。
昼間に発電して余った電気を蓄電池に貯めておけば、発電できない夜間や、天気の悪い日でも電気を有効活用できます。
災害による停電時にも非常用電源として使えるので、まさに太陽光発電の最高の相棒と言えるでしょう。
まとめ
今回は、太陽光パネルの発電と季節・時間の関係について解説しました。
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太陽光パネルの発電量が最も多い季節は「春」。真夏は高温で効率が落ちる。
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1日で最も発電する時間は、太陽が真上にくる「正午前後の数時間」。
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発電した電気を無駄なく使うには「蓄電池」の併用が最強のコンビ!
太陽光パネルは、ただ設置すれば良いというわけではなく、その特性を理解することでより深く、そしてお得に付き合って
いくことができます。ご家庭のエネルギー自給自足を目指して、太陽光パネルと蓄電池のある暮らしを検討してみてはいかが
でしょうか。
ここまでお読みくださいありがとうございました!次回もお楽しみに!
